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ピアサポート

 誰にも困難な状態から自ら回復する力をもっています。その力は近年、「レジリエンス」という言葉で表現されています。「あいまいな喪失」においても、このレジリエンスをどのように支援していくかが鍵になります。

 ほとんどの人たちは、どのような「あいまいな喪失」の状態にあっても家族やコミュニティの支えがあれば、その状態に対処できるようになります。そのためには、先に述べたような、ばらばらになってしまった家族の結びつきを再び取り戻すための「家族療法」的な働きかけが重要です。

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 また、コミュニティに同じ体験をした「ピアサポート」のグループを作り、信頼できる情報と情緒的にも安心できる場を作ることも極めて大切です。

 安心できる仲間との出会いが、前に進めなくなった家族の大きな支えになります。

 Pauline Boss博士は、2001年のアメリカ同時多発テロの際も行方不明者家族に対し、その方たちを集めてグループミーティングを行い、多くの人々の回復の手助けをしました。その要約は、このコーナーの「9.11における支援」をご参照下さい。

Pauline Boss(2003) Healing loss, ambiguity, and trauma:a community- based intervention with families of union workers missing after the 9/11 attack in New York city. J Marital and Family Therapy 29(4): 455–467. 2003.

コンテンツ

支援者や専門家の方へ
支援を始める前に
情報提供・心理教育
家族療法
ジェノグラムの活用
6つのガイドライン
ピアサポート
9.11における支援
親族や友人による支援
関連和文献
Pauline Boss博士研修会資料