sign.png

情報提供・心理教育

 「あいまいな喪失」の中にいる人たちは、その喪失にうまく対処できない自分に対して、どこか自分たちに問題があるのではないか、と不安を持っています。また、それと同時に、「喪失を認めるように」と周囲から言われることを、意識的・無意識的に恐れています。その恐れのために、周囲の人々を遠ざけてしまうことが多いといわれています。

 「あいまいな喪失」では、誰も喪失を確定することができません。それが事実です。支援する方も、そのことを前提に支援をして下さい。その人のもつ不安を減らそうと、「白黒つける」ことを勧めたり、「そっとしておこう」とその喪失がなかったように振る舞うことは、支援にはなりません。 

flower4.jpg


 あいまいな喪失」の支援では、情報提供や心理教育が、重要な支援手段の1つです。置かれている状況の大変さを理解した上で、例えば、
「喪失を受け入れられないことは全く普通なことで、あなたが異常なわけではないのですよ。」
「家族の中で、ひとりひとりの捉え方が異なっても、まったく構わないのですよ」
といったことを、何度も伝えることが大切です。

また、安心できる人との結びつきを少しずつ取り戻していけるように支援していきましょう。そうすることで、その人自身が自分の力で、あいまいな喪失に対処することができるようになっていきます。

コンテンツ

支援者や専門家の方へ
支援を始める前に
情報提供・心理教育
家族療法
ジェノグラムの活用
6つのガイドライン
ピアサポート
9.11における支援
親族や友人による支援
関連和文献
Pauline Boss博士研修会資料