本書は、コロナ・パンデミックによって人々が経験した「あいまいな喪失」について、ポーリン・ボス博士が、独自の視点で書き下ろした力作。ボス博士は、変化とストレスの多いこの時代に、私たちが探し求めるべきものは、喪失の痛みを終結させることではなく、喪失のあいまいさとともに生き、新たな人生の希望や意味を見出すことであると、本書の中で説いています。パンデミックのみならず、災害や人生のさまざまな出来事によるあいまいな喪失への対処に役立つ一冊です。
原 著 |
The Myth of Closure: Ambiguous loss in a time of pandemic and change |
和 題 |
パンデミック、災害、そして人生におけるあいまいな喪失~終結という神話~ |
著 者 |
Pauline Boss(ミネソタ大学名誉教授) |
監訳者 |
瀬藤乃理子(福島県立医大)、小笠原知子(金沢大学)、石井千賀子(石井家族療法研究室) |
出版社 |
誠信書房 (2024年3月発刊) |