「あいまいな喪失」とは何か
その影響や対処方法について
その影響や対処方法について
2011年3月11日に発生した東日本大震災は、死者1万5899人、行方不明者2529人(2020年3月10日警察庁まとめ)という未曽有の大災害となりました。かけがえのない家族が行方不明のまま見つからなかったり、原発問題の影響などによって家があるにもかかわらずその家に戻ることができない、あるいは戻った故郷の町が以前とはまったく異なってしまった、といった現状に、今なお多くの方が困難な時期を過ごしておられます。
「あいまいな喪失」は、そのご家族にとって非常に大きなストレスとなり、終わりのない悲しみが続きます。また、同じ家に住む家族や、周囲の人たちに気持ちを理解してもらえないために、深く傷つくこともあります。
「あいまいな喪失」について知っておくことは、自分に起こっていることを理解することにつながり、それに対処する時の助けになります。また、その方を支えたいと思う支援される方にとっては、どのように支援したら良いのかのヒントになります。
この「あいまいな喪失」情報ウェブサイトは、2012年、喪失を支援する専門家の集まりであるJDGS(Japan Disaster Grief Support) Projectが立ち上げ、2015年に再編しました。東日本大震災以降、Pauline Boss博士のあいまいな喪失理論は、さまざまな領域で反響を頂き、2020年には、新サイトをリニューアルしました。
どうぞご活用下さい。
また、JDGSプロジェクトでは、「災害で大切な人をなくされた方を支援するためのウェブサイト」というもう1つのウェブサイトも開設しています。
そちらもどうぞご覧ください。
災害で大切な人をなくされた方を支援するためのウェブサイト URL https://jdgs.jp/